今回ご紹介するのは、50歳を迎えた現在でも現役のプロビルダーとして活躍し、様々なコンテストで好成績を収めているなど、もはやボディビル界において「生きるレジェンド」と言っても過言ではない存在のデキスター・ジャクソンさんです。
そんな彼が自分より若い世代に交じって第一線で活躍するために、普段どういったトレーニングや食事をしているのかを、そのプロフィールや経歴と共に見ていきましょう。
そう考えたら、やっぱり筋トレは究極のアンチエイジングだよ!
デキスター・ジャクソンのプロフィール
- 名前:デキスター・ジャクソン
- 本名:デキスター・ジャクソン
- 年齢:50歳
- 身長:165cm
- 体重:107kg(オフシーズン)98kg(オンシーズン)
- 出身:アメリカ・フロリダ州ジャクソンビル
- チャンネル登録者数:142.6万人(インスタグラム)
デキスター・ジャクソンの経歴
- トレーニング歴:30年
- 大学時代、友人から出場を勧められたボディビルのコンテストで優勝したことをきっかけに、本格的に筋トレを始める
- その後23歳の時、「NPC Southern States, Lightweight」で3位、26歳で出場した「NPC USA Championships, Light-Heavyweight」で見事優勝
- そして、29歳で出場した「North American Championships, Light-HeavyWeight」でも優勝を果たしたことがきっかけで、プロカードを獲得
- プロ転向後、初めて出場した「アーノルド・クラシック」で7位に入賞、その後も数々のコンテストで高戦績を収める
- 39歳の時、それまで9年間連続で出場し続けた「ミスター・オリンピア」で初優勝を飾る
- 50歳を迎えた現在でも様々なコンテストに出場しており、常に上位の戦績をマークしている
大会成績
- 1992:「NPC Southern States, Lightweight」3位
- 1995:「NPC USA Championships, Light-Heavyweight」優勝
- 1998:「North American Championships, Light-HeavyWeight」優勝
- 1999:「Night of Champions」3位
- 2000:「Grand Prix Hungary」2位
- 2000:「Ironman Pro Invitational」3位
- 2000:「Toronto Pro Invitational」2位
- 2001:「Grand Prix Australia」3位
- 2001:「Grand Prix Hungary」3位
- 2001:「Night of Champions」2位
- 2001:「Toronto Pro Invitational」2位
- 2002:「Arnold Classic」3位
- 2002:「Grand Prix Australia」2位
- 2002:「Grand Prix England」優勝
- 2002:「Grand Prix Holland」3位
- 2002:「San Francisco Pro Invitational」3位
- 2003:「Maximum Pro Invitational」3位
- 2003:「Mr. Olympia」3位
- 2003:「San Francisco Pro Invitational」3位
- 2003:「Show of Strength Pro Championship」優勝
- 2004:「Arnold Classic」3位
- 2004:「Grand Prix Australia」優勝
- 2004:「Ironman Pro Invitational」優勝
- 2004:「San Francisco Pro Invitational」優勝
- 2005:「Arnold Classic」優勝
- 2005:「San Francisco Pro Invitational」2位
- 2006:「Arnold Classic」優勝
- 2007:「Arnold Classic」2位
- 2007:「IFBB Australian Pro Grand Prix」優勝
- 2007:「Mr. Olympia」3位
- 2008:「Arnold Classic」優勝
- 2008:「IFBB Australian Pro Grand Prix VIII」優勝
- 2008:「IFBB New Zealand Grand Prix」優勝
- 2008:「IFBB Russian Grand Prix」優勝
- 2008:「Mr. Olympia」優勝
- 2009:「Mr. Olympia」3位
- 2010:「IFBB Australian Pro Grand Prix」2位
- 2011:「Flex Pro」2位
- 2011:「FIBO Pro」優勝
- 2011:「Pro Masters World Champion」優勝
- 2012:「IFBB Masters Olympia」優勝
- 2013:「Arnold Classic」優勝
- 2013:「IFBB Australian Pro Grand Prix」優勝
- 2013:「EVLS Prague Pro」2位
- 2013:「Tijuana Pro」優勝
- 2014:「Arnold Classic Europe」3位
- 2014:「Dubai Pro」優勝
- 2014:「Prague Pro」2位
- 2015:「Arnold Classic」優勝
- 2015:「Arnold Classic Australia」優勝
- 2015:「Arnold Classic Europe」優勝
- 2015:「Mr. Olympia」2位
- 2015:「Prague Pro」優勝
- 2016:「New York Pro」優勝
- 2016:「Arnold Classic South Africa」優勝
- 2016:「Mr. Olympia」3位
- 2016:「Arnold Classic Europe」優勝
- 2016:「Kuwait Pro」2位
- 2016:「「Prague Pro」3位
- 2016:「Mr. Olympia Europe」優勝
- 2017:「Prague Pro」3位
- 2018:「Arnold Classic」2位
- 2018:「IFBB Arnold Classic Australia」3位
デキスター・ジャクソンの筋トレ方法
つづいてデキスター・ジャクソンさんの筋トレ方法について。実際にどのようなメニューの筋トレ方法を行っているのか見ていきましょう。
デキスターさんのトレーニングにおける特徴は、鍛える部位に関係なく「高重量ではなく、できるだけ軽い重量を使う」ということです。
このような方法を実施しているボディビルダーの方は比較的多いんですが、こうすることで鍛えている部位の筋肉が長時間緊張します。
そうすることで、筋肉の疲労物質である乳酸の逃げ場が無くなるので、各セットを終えるごとにまるで筋肉が焼けつくように痛む「バーンアウト」を引き起こし、より効率的な筋肥大が期待できるんですよ。
このことを踏まえながら、彼のトレーニング方法を部位別に見てみると・・・
腕のトレーニングメニュー
- EZバーカール(上腕二頭筋):8~10回 4セット
- ハンマーカール(上腕二頭筋・上腕筋・腕橈骨(わんとうこつ)筋:8~10回 4セット
- プリーチャーカール(上腕二頭筋・上腕筋・腕橈骨筋):8~10回 4セット
- スカルクラッシャー(上腕三頭筋):8~10回 3セット
- ディップス(腕三頭筋・大胸筋・僧帽筋):8~10回 3セット
- ケーブルトライセプス・プッシュダウン(上腕三頭筋):8~10回 3セット
胸のトレーニングメニュー
- ベンチプレス(大胸筋・三角筋前部・上腕三頭筋・前腕筋):8~10回 4セット
- インクラインダンベルプレス(大胸筋上部・三角筋前部):8~10回 4セット
- スミスマシンインクライン・ベンチプレ(大胸筋上部・三角筋・上腕三頭筋):回数不明・6セット
- ダンベルフライ(大胸筋・三角筋・上腕三頭筋):8~10回 4セット
- インクライン・ダンベルフライ(大胸筋上部):回数不明 4セット
- チェストプレス(大胸筋中部・三角筋・上腕三頭筋):回数不明 3セット
- デクライン・チェストプレス(大胸筋下部・上腕三頭筋):回数不明 3セット
背中のトレーニングメニュー
- ワイドグリップ・ラットプルダウン(広背筋・大円筋・僧帽筋下部・三角筋後部) :8~10回 4セット
- Tバーロウ(広背筋・僧帽筋):8~10回 4セット
- デッドリフト(広背筋・僧帽筋・脊柱起立筋・大腿四頭筋・ハムストリングス・前腕筋・上腕二頭筋・大臀筋):8~10回 4セット
- シーテッドロウ(広背筋・僧帽筋下部):8~10回 3セット
- 懸垂(広背筋・僧帽筋・大円筋・上腕二頭筋):回数不明4セット
- クローズグリップ(ナローグリップ)ラットプルダウン(僧帽筋中部・僧帽筋下部・広背 筋・大円筋):回数不明4セット
彼はトレーニングを低重量・高回数でこなすから、やってるうちに「もうちょっといけるな」と思ったら、その時の気分で回数を変えたりするんだと思うよ。
デキスター・ジャクソンの食事方法を紹介
ここではデキスター・ジャクソンさんの食事方法について見ていきましょう。
デキスターさんの食事における特徴は回数が1日7回と多いほか、ボディビルダーにしてはとても珍しく、炭水化物が少なく、脂質が多いということです。
また、夜遅くに食事をする際には、意識的に炭水化物少なめの食事にしているようですね。
このことを踏まえながらデキスターさんの1日の食事メニューを見てみると・・・
- グリッツ (とうもろこしの粉末)1袋、プロテインシェイク 2杯
- ポストワークアウトシェイク(プロテイン+糖質)
- みそ汁・エビ 12個・ロブスター 170g・白米1カップ・マッシュルーム&たまねぎ&ズッキーニのサラダ1カップ
- ポストワークアウトシェイク
- ステーキ 283g・マッシュポテト 1盛り(外食)
- 卵白 8個・卵黄2個・ターキーベーコン4個
- アーモンド
デキスター・ジャクソンのプロテイン
次に、デキスター・ジャクソンさん愛用のプロテインについて。
これも皆さん気になるところだと思います。デキスター・ジャクソンさんはプロテインについても動画をあげていますのでまずは動画をチェックしましょう♪
One Science Nutrition Premium Whey Protein 5 Lb(チョコレートチャージ)チョコレート味
【ポイント】
- たんぱく質含有量が、1食あたり25g
- BCAA含有量が、1食あたり6.5g
- オーガニック100%
まとめ
50歳を迎えた現在でも、現役のボディビルダーとしてコンテストに出場しているなど、年齢を全く感じさせない活躍を見せているデキスター・ジャクソンさん。
その原動力となっているのは低重量でしっかりと狙った部位に「効かせる」トレーニング法と、炭水化物およびたんぱく質がしっかりと含まれている1日7回の食事であることが判りました。
まるで「年齢などただの数字だ」と言わんばかりに、年々肉体を進化させているあなたを目標としてトレーニングに励んでいる人はもちろん老若男女問わず世界にたくさんいらっしゃいますので、特にこれからもあなたと同世代のトレーニー達の希望の星でいて下さい!