今回特集するのは、かつてボディビルダーとして活躍し、IFBB(国際ボディビルダーズ連盟)が主催した「ミスターアジア90kg以下級(ライトヘビー級)」や、「ジャパン チャンピオンシップス」などの大会で優勝しているマッスル北村さんです。
そのストイック過ぎるトレーニングや食事法が災いし、餓死という悲しい最期を向かえてしまいましたが、死後約20年が経った今でも彼の存在は伝説となって語り継がれています。
どれだけストイックなんだろうって思うよ。
そんなマッスル北村さんが生前どういったトレーニングや食事を行っていたのかを、プロフィールや経歴と共に見ていきましょう。
マッスル北村のプロフィール
自分のためだと思うと力は出ないが、自分を信じてくれている人たちのためなら頑張れるような気がした。 #マッスル北村 pic.twitter.com/FO2iRLvDYA
— 【芸能】タレント💖目指せヒップ100cm💖ex.あやまんJAPAN エィミィ(アミューシャ) (@amyusia) 2019年11月2日
名前:マッスル北村(まっする きたむら)
本名:北村克己(きたむら かつみ)
年齢:39歳(没年時)
身長:173cm
体重:115kg(オフシーズンで最大時)
出身:東京都
大学:東京大学
家族構成:両親・妹1人
マッスル北村の経歴
- 大学在籍時にボディビルの「関東学生選手権」へ出場したものの、
周りとの力の差に愕然としたことからトレーニングを開始 - 2年後に開催された「関東学生選手権」をはじめ、
「ミスターアジア90kg以下級(ライトヘビー級)」や、
「ジャパン チャンピオンシップス」などの大会で優勝 - ボディビルダーと並行して、テレビ出演やセミナーを開くなど幅広く活動
- コンテストに出場するために20kgという過度な減量を行った結果、
低血糖からくる急性心不全で死去
大会成績
マッスル北村著「ボクの履歴書」
(2001年刊行 ボディビル雑誌「アイアンマン」に当時連載されていた回顧録を書籍化したもの)
1983 ミスター関東学生大会 優勝
1984 ミスター関東 優勝
1985 ミスター東京 優勝
1985 ミスター全日本実業団 優勝
1985 ミスターアジア・ライトヘビークラス 優勝
1986 ミスター・パシフィック 優勝
1986 ミスターオールジャパン・チャンピオンシップス 優勝
1990 WABBA世界選手権 4位
1999 WABBA太平洋世界選手権 総合優勝
1999 NPCトーナメント・オブ・チャンピオンズ ヘビー級3位
そういう意味では、北村さんは「努力無くして結果無し」という言葉を体現した人だよね。
マッスル北村の筋トレ方法
つづいてマッスル北村さんの筋トレ方法について。実際にどのようなメニューの筋トレ方法を行っているのか見ていきましょう。
筋トレ方法①腕
マッスル北村さんの筋トレ法の特徴は、鍛える部位に関係なく常に高重量で行い、そのセット数も通常では考えられない回数ということです。
一般的に筋肥大に良いと言われているセット数は3~5セットなのですが、マッスル北村さんの場合その数、何と20~30セットという驚異の回数こなしていました。
高重量を20~30セット行うという…常人には、とても真似できないことです。
このことを踏まえながら、部位ごとのメニューを見ていくと・・・
筋トレ方法①腕
上腕二頭筋
・ワンハンド・コンセントレーションカール 回数不明 20セット
・シーテッド・オルターネイト・ダンベルカール
回数・セット数共に不明
・バーベルカール 回数・セット数共に不明
・ハンマーカール 回数・セット数共に不明
・ケーブルカール 回数・セット数共に不明
・プリチャーカール 回数・セット数共に不明
上腕三頭筋
・ライイング・トライセプス・エクステンション
回数・セット数は関係なく限界まで
・ディップス 回数・セット数共に不明
(90kgのダンベルを腰に吊り下げた状態で行う)
・プレスダウン/ワンハンドケーブル・プレスダウン
回数・セット数共に不明
他の人と同じことをしていたら、部位に関係なくあれだけの筋肉は付かなかっただろうし、何と言っても北村さんはトレーニング自体を愛してたからね。おそらく…トレーニングは彼にとって「全て」だったんだと思うな。
筋トレ方法②胸
「マッスル北村 伝説のバルクアップトレーニング」 2012年刊行

筋トレ方法②胸
・ダンベルフライ 回数が2~3回しかできない重さを20セット
・デクライン・ダンベルフライ 回数・セット数は関係なく限界まで
・ディセンディングマシンプレス ドロップセット
(MAXの重量から徐々に下げていき、限界まで追い込むやり方)
最終的に10回反復できるまで
・チェストプレス ディセンディングマシンプレスと同じ
・ディップス 回数・セット数共に不明
・ダンベル・プルオーバー 回数・セット数共に不明
その代わりとして、ダンベルフライを取り入れ、高重量で限界まで行うことであの強靭な大胸筋を作り上げたんだ。
マッスル北村の食事方法を紹介
ここではマッスル北村さんの食事方法について見ていきましょう。
マッスル北村さんの食事法で特筆すべきことは、何と言っても「食べることもトレーニングのうち」という本人の言葉が示す通り、常人ではとても真似できない圧倒的な食事量です。
とくにオフシーズン(増量期)に関しては、筋肉量を増やして大きくなるために時間帯に関係なく、とにかくひたすら食べていたと著書の中で語っています。
そんな北村さんの増量期における一日の食事メニューを見てみると・・・
①朝 全卵:20~30個、玄米ご飯、ささみシェイク、牛乳2~3ℓ
②昼 サバの味噌煮の缶詰:3缶、プロテイン200~300グラム、
パスタ、チャーハン、中華丼などのご飯もの
③夕 卵、野菜、冷御飯を入れた鍋一杯の雑炊
という一例があります。
ちなみに、「時間帯に関係なく」ということですので、実は上記の「朝・昼・夜」は正確ではありません。
また、増量期ですので、体重を増やすためにお米を多く食べていたことが伺えますが、その量もまた半端ではなかったと思います。
でも、北村さんはこの他にも家族と同じ食事メニューをしっかりと食べてたんだから、本当に超人としか言いようがないよ!
マッスル北村のプロテイン
次にマッスル北村さん愛用のプロテインについて。これも皆さん気になるところだと思います。
アンフレーバード(味無し)
<ポイント>
・人工甘味料・着色料・香料・添加物など、あらゆる調味料不使用
・タンパク質含有量26%
・2268gの大容量なので、満足度もバッチリ
だから、飲む時は牛の命に感謝しながら飲むようにしないとね。
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まとめ
没後約20年が経った現在でも、トレーニングや食事など全てにおいて、まさに筋肉に人生を捧げたと言っても過言では無いそのあまりにもストイック過ぎる生き方ゆえ、ボディビルダーだけではなく身体を鍛えている多くのトレーニー達から敬愛され、伝説の存在となっているマッスル北村さん。
あなたの生き方・生き様に影響を受け、あなたのような肉体に憧れてトレーニングを行っている人はたくさんいらっしゃいますので、これからもそういった人達の希望の光として輝き続けて下さい!