今回ご紹介するのは、イギリスの元プロボディビルダーであり、アメリカ最高峰のボディビル大会「ミスター・オリンピア」を何と怒涛の6連覇という輝かしい実績を持つドリアン・イェーツさんです。
1997年に引退し、現在はフィットネスジムやサプリメント会社を運営するなど、今もなおフィットネス業界で活躍している彼が、現役時代どういったトレーニングや食事をしていたかをプロフィールや経歴と共に見ていきましょう。
良い意味で本当に漫画のキャラクターみたいで、常人離れしてるよね!
ドリアン・イェーツのプロフィール
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本名:ドリアン・アンドリュー・ミエンチェス・イェーツ
年齢:57歳
身長:179cm
体重:141kg(オフシーズン)120kg(オンシーズン)
出身:イギリス・ウォーリックシャー州
家族構成:両親
チャンネル登録者数:1億人(インスタグラム)
ドリアン・イェーツの経歴
・少年院にいた19歳の時に筋トレに出会い、21歳から本格的に開始
・22歳の時に、
初めてのコンテスト「Mr. Birmingham novice」に参加し、初優勝
・26歳の時に出場したイギリスの全国大会「British Championships」で
優勝したことで、プロカードを獲得
・29歳で「ミスター・オリンピア」に初出場し、2位を獲得
以降、同大会を6連覇
・35歳の時、ケガの影響で引退
・現在はフィットネスジム「Temple Gym」、
サプリメント会社「DY Nutrition」を立ち上げるなど、
フィットネス業界で活躍している
大会成績
1986:「British Championships, Heavyweight」優勝
1988:「British Championships」優勝
1991:「Night of Champions」優勝
1991:「English Grand Prix」優勝
1992:「Mr olympia」優勝
1992:「English Grand Prix」優勝
1993:「Mr olympia」優勝
1994:「Mr olympia」優勝
1994:「Spanish Grand Prix」優勝
1994:「German Grand Prix」優勝
1994:「English Grand Prix」優勝
1995:「Mr olympia」優勝
1996:「Mr olympia」優勝
1996:「Spanish Grand Prix」優勝
1996:「German Grand Prix」優勝
1996:「English Grand Prix」優勝
1997:「Mr olympia」優勝
ドリアン・イェーツの筋トレ方法
つづいてドリアン・イェーツさんの筋トレ方法について。実際にどのようなメニューの筋トレ方法を行っているのか見ていきましょう。
現役時代のドリアン・イェーツさんのトレーニングにおける特徴は、鍛える部位に関係なく「HIIT」という高強度インターバルトレーニングを行っていたということです。
これは、「少ない数のセット数で高重量のウエイトを使用する」というもので、短時間ながら筋肉の狙った部位に的確な刺激を入れられるというのがメリットなんですよ。
このことを踏まえながら、彼の部位別トレーニングメニューを見てみると・・・
筋トレメニュー①腕(上腕二頭筋・三頭筋)
・インクラインダンベルカール:2セット8~10回
・イージーバーベルカール :2セット6~10回
・トライセッププッシュダウン
1セット目:15回(ウォーミングアップ)
2セット目:12回
3セット目:8~10回
・ケーブル・プレスダウン
2セット :10~12回(ウォーミングアップ)
1セット :8~10回(メインセット)
・スカルクラッシャー
2セット :10~12回(ウォーミングアップ)
1セット :6~8回(メインセット)
筋トレメニュー②胸(大胸筋)
・インクラインベンチプレス
2セット :10~12回(ウォーミングアップ)
1セット : 8~10回(メインセット)
・マシンチェストプレス
2セット :10~12回(ウォーミングアップ)
1セット :8~10回(メインセット)
・デクラインベンチプレス
2セット :10~12回(ウォーミングアップ)
1セット :8~10回(メインセット)
・インクラインダンベルフライ
2セット :10~12回(ウォーミングアップ)
1セット :8~10回(メインセット)
・フラットダンベルフライ
2セット :10~12回(ウォーミングアップ)
1セット :8~10回(メインセット)
・ケーブルクロスオーバー
2セット :10~12回(ウォーミングアップ)
1セット :8~10回(メインセット)
筋トレメニュー③背中
・ダンベルプルオーバー
2セット :10~12回(ウォーミングアップ)
1セット :8~10回(メインセット)
・フロントラットプルダウン
2セット :10~12回(ウォーミングアップ)
1セット :8~10回(メインセット)
・リバースグリップ・ラットプルダウン
1セット :10~12回(ウォーミングアップ)
1セット :8~10回(メインセット)
・ワンアームダンベルロウ
1セット :10~12回(ウォーミングアップ)
1セット :8~10回(メインセット)
・シーテッドロウ
1セット :10~12回(ウォーミングアップ)
1セット :8~10回(メイン セット)
・デッドリフト
1セット :10~12回(ウォーミングアップ)
1セット :8~10回(メイン セット)
・ハイパーエクステンション
1セット :8~10回(メインセット)
筋トレメニュー③脚
・レッグエクステンション
2セット :10~12回(ウォーミングアップ)
1セット :8~10回(メインセット)
・レッグプレス
2セット :10~12回(ウォーミングアップ)
1セット :8~10回(メインセット)
・ハックスクワット
2セット :10~12回(ウォーミングアップ)
1セット :8~10回(メインセット)
・シーテッドレッグカール
2セット :10~12回(ウォーミングアップ)
1セット :8~10回(メインセット)
・スティッフレッグドデッドリフト
1セット :10~12回(ウォーミングアップ)
1セット :8~10回(メインセット)
・シーテッドカーフレイズ
2セット :10~12回(ウォーミングアップ)
1セット :8~10回(メインセット)
ドリアン・イェーツの食事方法を紹介
ここではドリアン・イェーツさんの食事方法について見ていきましょう。
ドリアン・イェーツさんは現役時代、1日6~7回の食事をしていたほか、メニューに関してはたんぱく質・緑色野菜、複合糖質(良い炭水化物)を取ることを心掛けていたそうです。
このことを踏まえながら、現役時代の彼の食事メニューを見てみると・・・
②ホエイプロテイン
③トレーニング後のプロテインドリンク
④鶏胸肉(2枚)ジャガイモ(ご飯の時もあり)、
緑色の野菜(ブロッコリー、ほうれん草など)
⑤ホエイプロテイン
⑥ステーキ、ジャガイモ(またはご飯)、緑色の野菜
⑦オートミール、卵の白身10個、プロテインパウダー
まとめ
プロボディビルダーとして、アメリカ最高峰のボディビル大会「ミスター・オリンピア」を6連覇という偉業を成し遂げ、「歴史を変えた」と言われるほど巨大なバルク(筋肉量)の背中を誇ったドリアン・イェーツさん。
背中を含め、その圧倒的な肉体を作り上げるには、当時最先端だったと思われる「HIIT」を採用したトレーニング法と、たんぱく質・緑色野菜、良質な炭水化物を含んだ1日6~7回の食事が欠かせなかったことが判りました。
現在は、自身が経営するフィットネスジム「Temple Gym」で後進の指導を行っているドリアンさんですが、今もなおあなたの肉体に憧れて日々筋トレに励んでいる方は世界中に大勢いらっしゃるので、これからもそういった方々の目標とする存在でいて下さいね!